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J-REIT初の破綻|ニューシティ・レジデンス投資法人の破綻について解説|不動産投資セミナーナビ

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ニューシティ・レジデンス投資法人とは

ニューシティ・レジデンス投資法人(資本金 857億9100万円 執行役員 新井潤 ※2008年2月当時)は、かつて存在した日本の投資法人(J-REIT)でした。

アメリカの不動産投資会社シービー・リチャードエリス・インベスターズ(シービー・リチャードエリスのグループ会社)などが、日本で不動産投資信託事業を行うために2004年9月27日に設立したのが始まりです。同年12月15日、東京証券取引所に上場。

資産運用はシービーアールーイー・レジデンシャル・マネジメントに委託し、東京近郊の賃貸住宅を対象に資産運用を行っていました。

ニューシティ・レジデンス投資法人はなんで破綻した?

サブプライムローン問題(2007年末から2009年頃アメリカで起きた、住宅購入用途向けサブプライムローンの不良債権化)に端を発した金融不安やこれに伴う信用収縮などで、日本の不動産業界も多大な影響を受けました。

ニューシティ・レジデンス投資法人も例外ではなく、新規融資や市場からの資金調達や保有資産の売却が非常に困難な状況に陥りました。そして、2008年10月末に取得予定資産の決済資金と借入金の返済資金の調達が困難(ニューシティ・レジデンス池袋プレシャスタワーについて、資金調達ができなかったためとも言われています)になるに至りました。

同年10月9日、東京地方裁判所に民事再生法の手続きを申請し保全命令が出たことを発表しました。負債総額は1,123億6,500万円。再生手続きに入ったことに伴い、東京証券取引所の有価証券上場規程により2008年10月10日から整理銘柄に指定され、11月10日に上場が廃止されました。

2010年4月1日にビ・ライフ投資法人(現大和ハウスリート投資法人)に吸収合併され消滅しました。日本のJ-REITで初めての経営破綻となりました。
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