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不動産投資で家賃収入3000万円は可能か?達成までのポイントと注意点を解説|不動産投資セミナーナビ

家の模型と一万円札と豚の貯金箱

アパート経営やマンション経営などによる不動産収益を得たいと考えている人の中には、家賃収入だけで数千万円または1億円超を達成できるのか気になっている人もいると思います。

不動産投資では元本が保証されていない、不動産投資と一口にいっても数多くの運用方法があるため、目標を達成するにはポイントを押さえた上で不動産投資に臨むことが大切です。

この記事では、家賃収入3000万円を目指す方法、押さえておくべきポイントや注意点を解説します。
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家賃収入3000万円を目指す方法とは

収益物件を購入し、家賃収入(更新料や礼金などを含む)を得たいと考えている人の中には、不動産所得だけで脱サラ可能な手取り収入(年収)を目指せるか気になっている人もいると思います。結論からいうと、不動産投資でサラリーマンの年収以上を稼ぐことは可能です。

しかし、不動産投資には複数の運用方法があり、プラン選択を誤った場合には目標を達成できません。目標を達成するには、最適なプランを選択して運用を開始することが重要です。

家賃収入3000万円を目指す方法として、以下の2つが挙げられます。

ポイント

・複数の賃貸物件を運用する
・一棟アパート・一棟マンションを運用する

それぞれの方法について詳しく説明していきます。

複数の賃貸物件を運用する

1棟3億円で利回り10%であれば単純計算で家賃収入3000万円を達成できます。単純計算では、上記のような物件があれば目標を達成できますが、実際そのような好条件の物件はほぼ出回りません。

また、1棟だけで目標の達成を目指す場合には、空室リスクや自然災害リスクなどを1点に受けることでハイリスクとなるので注意が必要です。

例えば、年間家賃収入300万円の物件を10戸(棟)運用することでも年間3000万円の目標を達成できます。リスクを分散させる観点からも、複数の賃貸物件を運用することをおすすめします。

新築のアパート

一棟アパート・一棟マンションを運用する

家賃収入3000万円の実現には、空室リスクを抑えることが必要不可欠です。一戸建て投資や区分マンション投資は、空室が生じた場合に家賃収入が0円になるおそれがあります。しかし、一棟アパート・一棟マンションであれば空室リスクを抑えやすいです。

その理由は、部屋数が多ければ多少の空室が生じても家賃収入が0にならず、空室リスクによる影響が少ないためです。ただし、一棟アパート投資や一棟マンション投資は初期費用が大きく、融資を利用した場合のローン返済負担が大きくなるという点に注意してください。

家賃収入3000万円を目指すポイント

不動産投資で家賃収入3000万円の達成は可能ですが、成功が保証されているわけではありません。失敗を未然に防ぎながら家賃収入3000万円を目指すためには、以下の3つのポイントを押さえながら臨むことが大切です。

ポイント

・RC造の一棟マンションを運用する
・収益性の高い中古物件を運用する
・定期的なメンテナンスにも注力する

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

RC造の一棟マンションを運用する

RC造とは、鉄筋コンクリート造のことです。建物の耐用年数が木造よりも長く、修繕頻度を木造と比べて少なく抑えられるので支出を減らす効果が期待できます。木造は遮音性と気密性がともに低く、騒音トラブル、冷暖房効率の低下など入居者満足度が低くなる可能性が高いです。

一方、RC造は遮音性や気密性に優れており、入居者満足度が高い傾向があります。入居者満足度は空室リスクとの関連性が高く、満足度が高いほど空室リスクの軽減が期待できます。空室リスクを抑えながら賃貸経営に取り組みたいという人には、RC造の一棟マンションがおすすめです。

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収益性の高い中古物件を運用する

新築物件は初期投資額が大きく利回りが低いのが一般的です。初期投資額は自己資金が少なくても、銀行の融資を利用することで補えます。

しかし、銀行の不動産投資ローンは、住宅ローンのように低金利、返済期間が長く設定されていません。そのため、返済負担が重くのしかかるだけでなく、利回りが低いので3000万円という目標を達成するのが容易ではないというデメリットが挙げられます。

一方、中古物件は新築より初期投資額が少なく、利回りが高いのが一般的です。利回り10%以上の中古物件を中心に運用すれば、目標達成のハードルを下げられるでしょう。

定期的なメンテナンスにも注力する

目標としているのが家賃収入3000万円と不動産所得3000万円では状況が大きく異なります。不動産所得は固定資産税や都市計画税などの各種税金、修繕費や委託管理費などの経費を引いて残った分です。そのため、不動産所得3000万円を達成するには、さらに多くの家賃収入を得なくてはなりません。

また、給与所得を合算し、所得税や住民税などを引いた手取り収入で3000万円を達成する場合も、さらに多くの家賃収入を得なくてはならない点に注意が必要です。

しかし、利益にこだわり定期的なメンテナンスを怠っては意味がありません。メンテナンスを実施しなければ入居者満足度の低下による空室率上昇の原因となります。また、メンテナンス不足は資産価値の低下によって売却時の価格が相場よりも下がる要因にもなるので、耐用年数を考慮しながら定期的にメンテナンスを行いましょう。

家賃収入3000万円を目指す際の注意点

家賃収入3000万円を目指す上で押さえておくべき注意点として、以下の3つが挙げられます。

ポイント

・少しずつ得られる家賃収入を増やしていく
・物件選びで利回りだけにとらわれない
・物件の入れ替えも視野に入れる

それぞれの注意点を紹介していきます。

少しずつ得られる家賃収入を増やしていく

不動産投資で、一気に3000万円の家賃収入を目指すことは困難です。その理由は、借り入れできる金額に限界があるためです。自分の手持ちの現金ではなくローンに頼りすぎた場合、月々の返済負担が大きくなるだけでなく、金利の負担も大きくなります。無理なく家賃収入3000万円を達成するには、徐々に物件数を増やすといったように無理のない収支計画を立てることが不可欠です。

物件選びで利回りだけにとらわれない

高利回りの物件を選ぶことが家賃収入3000万円を達成する近道と考えている人もいると思いますが、利回りだけにとらわれることはおすすめしません。その理由は、高利回りの物件は築年数がかなり経過している可能性が高いためです。築年数のかなり経過している物件は空室率増加、家賃下落、修繕費増加などのリスクを伴います。利回り、過去の入居率の推移、周囲の需要、立地条件、交通手段(駅徒歩何分か、JRなどの主要沿線か)などから総合的に投資物件を選びましょう。

物件の入れ替えも視野に入れる

必要に応じて物件の入れ替えを行うことも家賃収入3000万円を目指す上で重要なコツです。安く購入して高く売却すれば次の物件を購入に必要な頭金を確保できるので、投資を拡大させることが可能です。常に先を見据えた投資計画を立てることが必要不可欠といえるでしょう。

専門家のサポートが不可欠

しかし、知識や経験がほとんどない不動産投資初心者が家賃収入3000万円を達成するのは容易ではありません。「戸数の多い物件を何棟か運用すればいい」と簡単に考えていると、需要が期待できない土地の物件を高値掴みして後悔する可能性も。

堅実に家賃収入3000万円を目指すには、不動産投資に強い不動産投資会社(不動産会社)のサポートが不可欠です。専門家に相談してアドバイスをもらいながら賃料収入3000万円を目指していきましょう。

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管理人

サラリーマン大家です。最新の不動産投資セミナーや面談情報、不動産投資に関連する諸々の記事を執筆しています。

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